こんにちは、pitarouです。
この記事では4歳の子どもにおすすめの、思いやりの心を育む絵本について紹介していきます。
4歳の子どもが喜びそうな絵本はありますか?
4歳頃になると様々な経験を通して、自分と他人、自分の心と他人の心というものを少しずつ理解するようになります。相手の気持ちを推測したり、気づかったりできるようにもなります。
こちらでは4歳の時期にぴったりな、思いやりの心を育む絵本を2冊ご紹介いたします。
4歳の子どもにおすすめ!思いやりの心を育む絵本
【1】『あなたってほんとに しあわせね!』
- 作・絵:キャスリーン・アンホールト/訳:星川 菜津子
- 出版社:童話館出版
- 定価:1,540円(本体1,400円+税10%)
- 発行年:1994年6月10日
- サイズ:21×24cm
- 頁数:30ページ
お父さん、お母さん、“わたし”だけの家族に、ある日、弟が生まれます。
童話館出版HPより引用
周りの大人はみんな、「あなたってほんとにしあわせね!」と言うけれど、“わたし”は、ちっともそうでありません。
お母さんもお父さんも、弟のことばかり。
“わたし”のことなんて…。
そんなとき、とうとうお母さんが弟の世話で疲れしまい、さりげなく口にした言葉は…。
お兄ちゃんやお姉ちゃんになる子や、なったばかりの子に読んであげたい絵本です。
うちにも下の子が生まれたとき、上の娘もこんなふうに思ったりしたのかな、そんなことを考えながら読み聞かせした一冊でした。
赤ちゃんが生まれてきて複雑な気持ちになったりした「私」ですが、できることもあったり、一緒にいると楽しいと思えるようになり、絵本の中でどんどん成長していきます。
「お兄ちゃんなんだから/お姉ちゃんなんだから」
などと言う前に、この本を一緒に読んであげてほしいです。
押しつけではなくごくごく普通に、絵本を楽しむ感じで。
感想は求めず、純粋に親子でお話を楽しんでもらいたい、幸せを実感してもらいたい、そんな絵本です。
最後は家族が増えるのは幸せなことなんだなと思える絵本。
プレゼントにも喜ばれると思います。
【2】『こぶたくん』
- 作:ジーン・バン・ルーワン/絵:アーノルド・ローベル/訳:三木 卓
- 出版社:童話館出版
- 定価:1,540円(本体1,400円+税10%)
- 発行年:1995年12月15日
- サイズ:22×15cm
- 頁数:64ページ
こぶたくんは、とうさん、かあさん、妹のアマンダと暮らしています。
童話館出版HPより引用
子どもたちを優しく受け止めるかあさん。
妹にいじわるをするこぶたくんをたしなめつつ、時にはおどけてみせるとうさん。
小さい、アマンダ。
こぶたくんを包み込む両親のあたたかな愛情と、なにげない日常の風景を描いた絵本です。
心がほっとする、時にはクスッと笑えるようなお話が5編、収録されています。
こぶたくんと家族の何気ない日常のやりとりを描いた、5つのお話。
大冒険といった風なことは起きませんが、あたたかい日常が描かれた名作だと思いました。
ここにでてくるこぶたくんの家族は、おかあさんも、おばあちゃんも、おとうさんも、みんな愛情たっぷりで子どもの接し方をわかっている人たち。
決してこぶたくんを怒ったりしないのです。
子どもに読んであげるととても喜ぶのですが、大人にとっても、子どもの接し方を教えてもらえる本でもあるなと思います。
私のお気に入りは「ポテトちゃん」のお話。
やっとの思いで子どもたちの身支度を整え、ようやく自分自身の支度を終えて戻ってくると、床の上には子ども達が脱ぎ捨てた服や帽子などが散乱していて、思わず泣いてしまったお母さん。
お母さんが涙を流した訳が、私にはよーくわかります。
「かあさんはソファにすわりこみ、とてもしずかになってしまいました」の文章にお母さんの一生懸命さと落胆の深さが込められていて、心に沁みました。
子育ての楽しさと、大変な面の両方がありのままに描かれている素敵な絵本です。
4歳の子どもにおすすめ!思いやりの心を育む絵本 まとめ
◆この記事で紹介した絵本一覧◆
【1】『あなたってほんとに しあわせね!』
【2】『こぶたくん』
この記事では2歳の子どもにおすすめのしかけ絵本について紹介してきました。
手先の器用になってくる2歳の時期にしかけ絵本はぴったり。
他にも様々なしかけ絵本が出ているので、お気に入りの1冊を見つけてみてくださいね。
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