こんにちは、pitarouです。
この記事では2歳の子どもにおすすめの「くり返しが楽しい絵本」を紹介していきます。
2歳の子どもが喜びそうな絵本はありますか?
語彙がどんどん増え、おしゃべりが盛んになるこの時期には、言葉のくり返しが楽しい絵本がオススメです!
こちらでは2歳の時期にぴったりなおすすめ絵本を4冊ご紹介いたします。
2歳の子どもにおすすめ!くり返しが楽しい絵本
【1】『おおきなかぶ』(ロシアの昔話)
- 再話:A・トルストイ/訳:内田 莉莎子/画:佐藤 忠良
- 福音館書店
- 定価:990円(本体900円+税10%)
- 発行年:1966年06月20日
- サイズ: 20×27cm
- 頁数:28頁
みんなで力を合わせて、大きなかぶを引っこ抜く!
福音館書店HPより引用
おじいさんが植えたかぶが、甘くて元気のよいとてつもなく大きなかぶになりました。
おじいさんは、「うんとこしょどっこいしょ」とかけ声をかけてかぶを抜こうとしますが、かぶは抜けません。
おじいさんはおばあさんを呼んできて一緒にかぶを抜こうとしますが、かぶは抜けません。
おばあさんは孫を呼び、孫は犬を呼び、犬は猫を呼んできますが、それでもかぶは抜けません。
とうとう猫はねずみを呼んできますが……。
力強いロシアの昔話が絵本になりました。
この絵本の魅力は、なんといっても繰り返しの楽しさですよね。
何度も何度も「うんとこしょ、どっこいしょ」!
この掛け声があるおかげで、まるで自分も一緒にかぶをひっぱっている気分になります。
読み手と聞き手の一体感が抜群で、何度聞いても飽きることなく、もう一回読んで!!とリクエストされる絵本です。
「おおきなかぶ」の絵本はたくさん出ていますが、この絵本の登場人物の感情表現が豊かでおもしろく、この絵本が一番好きです。
【2】『てぶくろ』(ウクライナ民話)
- 絵:エウゲーニー・M・ラチョフ/訳:うちだ りさこ
- 出版社:徳間書店
- 定価:1,100円(本体1,000円+税10%)
- 発行年:1965年11月01日
- サイズ: 28×23cm
- 頁数:16ページ
動物がみんなで入って、手袋の中は満員!
徳間書店HPより引用
おじいさんが森の中に手袋を片方落としてしまいます。
雪の上に落ちていた手袋にネズミが住みこみました。
そこへ、カエルやウサギやキツネが次つぎやってきて、「わたしもいれて」「ぼくもいれて」と仲間入り。
手袋はその度に少しずつ大きくなっていき、今にもはじけそう……。
最後には大きなクマまでやって来ましたよ。手袋の中はもう満員!
そこにおじいさんが手袋を探しにもどってきました。
さあ、いったいどうなるのでしょうか?
こちらも有名な民話です。
「いれて」「いいよ」がくり返され、どんどん手袋の住人が増えていきます。
どんどん、どんどん、膨らんで…そして、最後にパッとなくなる。独特の楽しさがあります。
読み聞かせをすると、手袋のなかにどんどん入っていく動物の様子に「まだはいるの!?またきたよ!!どうするの!?」とドキドキハラハラ。
また、最初はただの手袋だったのに窓がついたりドアがついたりと、動物が増えるたびにお家らしくなっていくところも楽しいですよね。
動物たちのチャーミングな名前も見どころです!
言葉遊びと繰り返しのリズムが心地よい、おすすめの一冊です。
【3】『まいごになったぞう』
- 文:寺村輝夫/絵:村上勉
- 出版社:偕成社
- 定価:1,100円(本体1,000円+税10%)
- 発行年:1975年10月
- サイズ:25×21cm
- 頁数:40ページ
日本図書館協会選定図書(1975)
偕成社HPより引用
全国学校図書館協議会・選定図書(1975)
まいごになった赤ちゃんぞうが、動物たちのおかげでお母さんにめぐりあえます。
動物たちの表情が豊かに描かれた楽しい絵本です。
「あばば、うぶー。」のセリフのくり返しが何度読んでもかわいいですね!
読み終わった後、子どもが何度もセリフを繰り返して楽しんでいました。
愛されることしかしらない怖いもの知らずの赤ちゃんぞう。
あかちゃんの「かわいい」はとても強い武器ですね。
キリン、ワニ、怖いライオンまでもがこの赤ちゃんぞうを目の前にしたら優しくなってしまうのもわかります。
うちの子は最後にお母さん象に出会うシーンが特に好きなようです。
やはりお母さんに会えることは子供にとって最大の安心なのでしょうね。
あたたかみがある絵もお話しもどちらもステキな絵本です。
【4】『くまさんくまさん』
- 作:なかがわ りえこ/絵:やまわき ゆりこ
- 出版社:福音館書店
- 定価:1,210円(本体1,100円+税10%)
- 発行年:1995年06月30日
- サイズ:25×24cm
- 頁数:32ページ
耳に残る「くまさん くまさん」の呼びかけ
福音館書店HPより引用
「くまさん くまさん エプロン かけて くまさん くまさん おてつだい」
「くまさん くまさん はりきって くまさん くまさん ごちそう つくる」など、
「くまさん くまさん」が文頭にくる楽しいリズムにのって、くまさんはお掃除したり、お勉強したり……
家事やお手伝いに奮闘し、お子さんのお手伝いへの好奇心をかきたてます。
心弾む言葉と愛らしい絵をお楽しみ下さい。
くまさんが日常していることを説明しているだけなのですが、とってもかわいい一冊です。
くり返しのリズムが心地良く、声に出して読んでいるとまるで歌っているよう。
2歳の子どももすぐに「くまさんくまさん、かおあらう♪くまさんくまさん、くまたいそう♪」と口ずさんで仕草を真似るようになりました。
このくまさんは、毎日やることがたくさんあるんですね!
遊ぶ以外にも、お勉強、お料理、お手伝い、赤ちゃんのお世話まで…
子どもが興味を持ちそうなことがいっぱい描かれています。
何でもしたい時期の2歳児にとって、いろいろできるくまさんは憧れのようです。
「わたしもする!」といってくまさんの真似をしてお人形をおんぶし始める姿には笑ってしまいました。
色々なことに興味をもつ2歳の時期にぴったりの絵本です。
2歳の子どもにおすすめ!くり返しが楽しい絵本 まとめ
この記事では2歳の子どもにおすすめの、くり返しが楽しい絵本について紹介してきました。
語彙がどんどん増え、おしゃべりが盛んになるこの時期には、言葉のくり返しが楽しい絵本がオススメです!
ぜひ、お気に入りの絵本を見つけてみてくださいね。
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