こんにちは、pitarouです。
この記事では3歳の子どもにおすすめの好奇心を刺激する絵本について紹介していきます。
3歳の子どもが喜びそうな絵本はありますか?
空想上の世界や生き物、夜の不気味な出来事など、不思議な物語がおすすめです。
こちらでは3歳の時期にぴったりな、好奇心を刺激する絵本を3冊ご紹介いたします。
3歳の子どもにおすすめ!好奇心を刺激する絵本
【1】『三びきのやぎのがらがらどん』(ノルウェーの昔話)
- 絵:マーシャ・ブラウン/訳:せた ていじ
- 出版社:福音館書店
- 定価:1,320円(本体1,200円+税10%)
- 発行年:1965年07月01日
- サイズ:26×21cm
- 頁数:32ページ
3匹のヤギとトロルの勝負の行方は……?
福音館書店HPより引用
橋の向こう側の山で、たくさん草を食べようと考えた3匹のヤギ。
小さなヤギ、中ぐらいのヤギ、大きなヤギ、みんな名前は「がらがらどん」。
橋をわたっている途中に谷に住むトロル(おに)にでくわしてしまいます。
小さなヤギの機転によって、小さなヤギと中くらいのヤギはトロルから逃げて橋をわたることができました。
いちばん大きくて強いヤギはトロルに勝負を挑みます。
3匹のヤギは無事に橋をわたることができるのでしょうか?
子供だけでなく、大人もドキドキするくらい迫力のあるお話です。
昔話や民話は、少し怖い話がありますが、こちらの絵本にもなんとも恐ろしいトロルが出てきます。
絵も不気味で迫力があり、初めて子どもに読み聞かせたときにはトロルを怖がって泣いてしまいました。
それほど怖かったのに、いつの間にか大好きな絵本となり、何度も読むようになりました。
自分で読めるようになると、小さいヤギのセリフはか弱い声、大きいヤギのセリフは堂々とした大きな声、と使い分けて読んでいて、感受性を育てられたなぁと感心しています。
この絵本は絵も魅力的で、力強く大胆な挿絵はとても見ごたえがあります。
読み手も聞き手も、ゆっくりと絵を見ながらお話に入っていくと、よりこの不思議な世界を楽しめると思います。
【2】『かいじゅうたちのいるところ』
- 作:モーリス・センダック/訳:じんぐうてるお
- 出版社:冨山房
- 定価:1,650円(本体1,500円+税10%)
- 発行年:1975年
- サイズ: 23.6×25.2cm
- 頁数:40ページ
コルデコット賞/全米図書館協会選定/中央児童福祉審議会特別推薦/全国学校図書館協議会選定/日本図書館協会選定
冨山房HPより引用
かいじゅうの国をたずねよう。
コルデコット賞を受賞し、世界中の子どもたちをひきつけてやまないセンダックの代表作。
子どもの内面のドラマをみごとに描いて、20世紀最高の絵本の一つと言われています。
いたずらが過ぎて閉じ込められた寝室の中でも、マックスはちっともめげません。
あっという間に空想の世界へ旅立ちます。
かいじゅうたちの王様になってえらそうにいばって遊んでいます。
でも、やっぱりちょっと寂しいみたい。
甘えられる、優しい誰かさんの存在も、子どもにとっては必要なんですね。
マックスを突き放したように見えても、お母さんはちゃんと夕ご飯を用意して待っていてくれる。だからこそマックスは安心していたずらをしたり空想したりできるのでしょうね。
また、挿絵がとにかく素晴らしい!
不気味だけどユーモラスでかわいらしくさえ見えるかいじゅうたち。
森も空も海も家の中の描かれ方も、独特のタッチがとてもステキです。
途中の見開きのページに、文章のない挿絵だけのページがあります。
かいじゅうたちとマックスが遊ぶ場面を描いた幻想的なシーンですが、文章を入れないことでより一層印象的に見せています。
世界中で愛されているのが納得の素晴らしい絵本です。
【3】『ベッドのしたに なにがいる?』
- 作・絵:ジェームズ・スティーブンソン/訳:つばきはら ななこ
- 出版社:童話館出版
- 定価:1,650円(本体1,500円+税10%)
- 発行年:2007年3月20日
- サイズ:20×25cm
- 頁数:32ページ
ルーイとメアリーはおじいちゃんのお屋敷に泊まることになりました。
童話館出版HPより引用
寝る前におじいちゃんからこわい話をしてもらったふたりは、寝室でへんな音が聞こえたり、何か影が見えたり…。
「ベッドの下に何かいる!!」ふたりは急いでおじいちゃんのもとへ。
子供の頃、怖い話を聞いたり見たりした時は、一人でいたら後ろからおばけが来るんじゃないかと不安になって、ちょっとした物音にビクビクしたりしていました。
たいていの子供はこのような経験ありますよね。
ベッドのしたになにかいる!
窓のところにゆうれいがいる!
読んでいて、あるある、わかるわかると思うことばかり。
一度怖いと思うとほんのちょっとしたことに凄く敏感になるんですよね。そして勝手に恐ろしいものを想像してしまう。
そういったことをユーモアたっぷりに描いていて楽しくなれます。
そして、やさしいおじいちゃんが素敵。
子どもの頃の思い出話をこんなに想像力豊かに話せるなんて、なかなかない気がします。
この絵本、けっこう文章量が多いです。
長いお話しなので子どもが最後まで飽きずに読めるか心配だったのですが、意外にちゃんと最後まで読めました。
それだけ引き込まれる面白いお話しなのだと思います。
3歳の子どもにおすすめ!好奇心を刺激する絵本 まとめ
◆この記事で紹介した絵本一覧◆
【1】『三びきのやぎのがらがらどん』
【2】『かいじゅうたちのいるところ』
【3】『ベッドのしたに なにがいる?』
この記事では3歳の子どもにおすすめの好奇心を刺激する絵本について紹介してきました。
3歳の時期にぴったり。お気に入りの1冊を見つけてみてくださいね。
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